夜にラジオの生放送や講義をしていると、生活のサイクルが夜型になります。午前3時に「そろそろ寝ないと」と思い、お昼前に「いいかげん起きなきゃ」という生活が基本となる中、朝からの仕事はそれをリセットできる貴重なタイミングになるんです。きょうは朝から仕事ということで、逆になったサイクルをリセット。

去年もこの時期にお世話になった、住宅設備のプレゼンテーションをする仕事。現場にはイベント進行のディレクターとか他のタレントさんといった、いわゆる「業界の人」は全くいない。

ボクの身ひとつで住宅業界の現場に乗り込んでいる形。大げさかもしれないけど、自分が住んでいる島を離れて別の島にたどり着いた、マンガ「ONE PIECE」状態。

ボクがいつもいる島とは違う生活。遠くから転校した人が感じるものと似ているでしょうか。「え、給食を食べる前にこんな儀式をするの?」というような、あの感じ。毎日生活していると、自分の周りの世界しか見えなくなりがちになるけど、こうやって違う世界にお邪魔することで共通点や違いを感じるのって、大事だと思ってます。

ただ…。困るのは、夜に仕事がないと、ごはんをどうしたらいいのかってこと。いつもだと遅くなるのでサクッと食べて帰るんだけど、選択肢が増えるぶん、どうしたらいいのか困ってしまう。遅くても7時までに晩ごはんを食べる、っていうのもボクの生活からは消えつつあるのかなあ。夜7時なんて、いつも仕事がいちばん軌道に乗っている時間だもの。