iPhoneからのがボクの手から離れたがっているんでしょうか。「あれ、iPhone どこいった?」ということが多くなってきました。こないだもそんなことがありました。先日、東京で「LIVE POTSUNEN」を観たあとにカバンを見たら、iPhone がない。新宿の街中で落としたみたいだ。

店を出て、連絡をしようと iPhone を探したら、カバンにない。慌てず騒がず、アプリの「iPhone を探す」を使って落とした場所を探そう…と思ったけど、そのアプリは iPhone に入ってるんじゃない。そうか、iPhone を探してから「iPhone を探す」を使えばいいのか…って、何を言っているんだ。相当慌ててるし、騒がしいぞ。

店の席に置いてきたか…? いや、出る時に確認したけどなかったぞ。行ってみるか、あきらめるか…。悪いことに、名古屋に帰るバスの発車時刻が迫ってる。乗り遅れたら、新宿でポツネンだ。「新宿で『LIVE POTSUNEN』観た日にバスに乗り遅れて、ポツネンとたたずむ」も、面白いかなあ…と、のんきなことを考える。

走れば間に合うかも。お店に戻って店員さんに聞いても、ない。そうだよね、ボク、席を立つ時に確認したもの。なくしちゃったか…。紛失手続き取らないとなあ…と、店を出たら、あった! 入口が十数センチひどの段差になっていて、その影に隠れるように落ちてたよ。カバーが保護色のようになっていたから、誰にも拾われなかったのかな。

iPhone は見つけた。問題は、バスだ。発車まであと10分ぐらいしかない。本気で走って何とか間に合うか…という、微妙な距離。あきらめるか…と思ったけど、チャレンジしてみる。しかし、そこは土地鑑のない新宿。どう言ったらいいのかよく分からない。ここを上がったら近い…というところが深夜で通れなくなってる。むう…。

右だ、左だ、と走ってるうちに、遠くに係の人を見つけた。案内されるままにバスに乗る。拾ったばかりの自分の iPhone を見たら、発車時刻1分前。「メーテルさん! 鉄郎さん! はやく! はやく! 」と車掌が言っている汽車に乗り込む「銀河鉄道999」のシーンかと思いましたよ。