午後、専門学校で講義。きょうはプロになる決定的な差がどこか分かった。ファーストインパクトだ。

ボクでさえ16年も声で商売させていただいてりゃ、プロの声かどうかってことは分かります。ましてや、もっとキャリアを積んだ方々はもっと耳が肥えていらっしゃる。その人だちが「おっ?」と、イスの背もたれから背中を話すような声が出せるかどうかなんだね。

それはアニメ声でもなんでもなく、きちんと訓練された声。普通に話しているのに、声の商売をしていない友達から「お前の声、うるさいよ!」と言われてしまう声。普通にしゃべっているに、声の商売をしていない人から「やけに滑舌がいいですね」と言われてしまう声。

いい素材を持ってるのにいまいち伸びていかないのは、原石だけで勝負してるからじゃないのかな。磨くことを怠ってたら、そりゃ無理だ。ひと言でいっちゃえば「プロとしての自覚」「自己鍛錬」でしょうか。なんだかんだ言ってこの言葉になっちゃうのは、説明不足の感じがして申し訳ないけど。

その後、事務所でレクチャー。プロとしての声を探る作業。手助けはするけど、一緒には歩けない。自分でつかんでくれなきゃどうしようもないもんね。