今週はJ1第10節の代替開催があり、週末は豊田スタジアムで実況があるので、録画した試合が溜まること溜まること。朝、J1第15節、横浜Fマリノス対ガンバ大阪を前半だけ録画観戦して家を出る。0対1でガンバが負けている。後半が気になる。

デイパックに MacBook を詰め込んで家を出る。昼前、名古屋市中区のスターキャットで「ダイヤモンドドルフィンズTV」のナレーション録音。

午後、名古屋市中区の映画館、ミリオン座へ。気になっていた映画が封切りになったので観に行きました。「ディア・ドクター」。

先日、雑誌「Switch」を読んで思ったんです。この映画は観なきゃいけないって。それは、主人公の医者、伊野とボクには共通点があると思ったから。

どっちも「ニセモノ」なんですよ。ボクは「職業はなんですか?」って聞かれたら答えられません。いろんなジャンルの仕事をさせてもらってるけど、そのほとんどの仕事は本職にはかなわない。その仕事を専門にやってるわけじゃないからね。ずーっと「表層の部分しか分かってないんじゃないか」って思ってるんです。で、自分がなんだか分からないから、こうやって毎日書いていればそのうち分かるんじゃないかと思っているわけです。

「Switch」の記事では「ニセモノ」をキーワードに語られていたような気がしたので、ボクが持ってるそんな迷いに対してヒントがあるんじゃないかと思ったんです。

観に行って思ったのは「ニセモノ」を演じきってやろう、ということ。「ホンモノ」か「ニセモノ」かなんてどうでもいいんじゃないか、ということ。周りが「ホンモノ」だと思ってくれたらいいんじゃないか、ということ。

「ホンモノかニセモノかなんて、そんなことどうでもええやないか。周りがそう思てくれたら、それがほんまもんや」って、スクリーンが教えてくれた気がしました。

余談ですが「きらきらアフロ」の「ディア・ドクタースペシャル」で松島尚美さんがナレーションしてるのを聴いて「あかん! それはやめてくれ! ますます本職の居場所がなくなる!」って思っちゃいました。うまかったんですよ。そりゃあ、勉強した身としてはアクセントとか鼻濁音とかは気になるけど、うまいと感じるのはそういうことじゃないみたいです。

先日、ネットを通じて表現力について質問をいただきました。そういったものも含めて、自分の中でいろんなものがひとつにつながった気がします。

銀行でお金を下ろしたり、修理した時計を取りに行ったり、事務所に行って MacBook で録音した素材を編集したり。パソコンを持ち歩くと、ホントにどこでも作業ができるなあ。便利な世の中になってると、つくづく思う。