伏見のミリオン座で「プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ/宿命」を観た。ラストは放題の「宿命」にふさわしい。最初と最後が、ボクの中で見事につながった。

映画「プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ/宿命」公式サイト

天才ライダーのルーク(ライアン・ゴズリング)は移動遊園地でバイクショーを行う刹那的な日々を送っていたある日、元恋人ロミーナ(エヴァ・メンデス)と再会。彼女がルークとの子どもを内緒で生んでいたことを知ると、二人の生活のためにバイクテクニックを生かして銀行強盗をするようになる。ある日銀行を襲撃したルークは逃走する際、昇進を目指す野心的な新米警官エイヴリー(ブラッドリー・クーパー)に追い込まれるが……。

引用元:映画『プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ/宿命』 – シネマトゥデイ

銀行強盗からの逃走シーンは、一人称視点のゲームのようでした。そこからエイヴリーがルークを追い込み、そして問題のシーン。ここ、覚えていないと後で混乱する。エイヴリーの見え方が全然違っちゃうもの。

そのあとのエイヴリーを観て、ボクは彼が単なる野心家ではないと思いました。自分のことだけを考えているわけではないよね、あれをずっと持っているし。

ストーリー全体に、親から子への愛を感じました。どういう境遇であれ、親は子のことを考えている、と。屈折した表現になることもあるけど、子を愛さない親はない。そして、その逆も。

子が生まれる前には、親の歴史もあるんだなあ。自分が生まれる前、親はどんな人生を送ってきたんだろう。そして、親もまた子であったわけで…。世代はこの繰り返しなんだろうな。