ボクは楽器の演奏はできないので、ライブを観ると「うまいなあ」って思うんです。そりゃあ、お金をいただいて演奏するんだから上手いのは当たり前でしょう。でも、こういう人たちが売れているかというと、そんなことはない。なんでかなあって考えてみたんですが、今のところの結論は「24時間アーティストでいられるかどうか」ってことに落ち着いてます。

きっかけは、ライブパフォーマンスを見た時。カッコいいんですよ。自信持ってるんですよ。そのオーラが観客を魅了しているんだけど、それ、普段消してしまったらもったいないですよね。

だって、ライブに来ている人はもうファンになってるもの。そうでない所でファンになってもらってライブに来てもらえば、もっと動員が増えるじゃない。ということは、24時間アーティストでいること、カッコいいと思ってもらうことがポイントかなあと思ったんです。

例えば、ラジオにゲストで行くってこともありますよね。その時って、あんまりしゃべらないアーティストが多いみたいです。こないだNHKラジオにゲストで出た友人のジャズドラマーも、出演したあと会った時に「周りがしゃべらなくってさあ…」って言ってたんですが、そこ、もったいないですよね。せっかく自分の世界観を伝えてファンになってもらうチャンスなのに。

ま、アーティストはそんなにしゃべる必要はないとは思いますが、ラジオ出演に限って言えば、ひと言でもいいんで表現している世界感を発信して欲しいなあと思うのです。これ、しゃべり手としてではなくリスナーとして。ラジオ聴いてて、その空気感で興味を持ってネット検索すること、何回かあるもの。