一日、メディアスエフエム。そこで事件は起こった。

プレゼントの告知原稿を読む時間。ひとつのプレゼントあたり一分の原稿を読んでいくのです。後半に差し掛かった頃、何気なく顔を上げてスタジオの外を見たら、ビスケットの匂いを嗅いで、それを食べる一連の動作が目に入りました。

ボクが見たタイミング、匂いを嗅いでいた時間、それを口に持っていく一連の動作が見事にボクのツボに入りまして。おかしくなってしまったのです。

さあ大変。残りの原稿を読む時間はあと2分くらいある。生放送なので読むのをやめるわけにもいかないし、笑ってしまうわけにもいかない。ここから地獄が始まったのです。

頭からイメージを一生懸命に消す。でも、すぐ浮かんできていちいち笑いがこみ上げてくる。抑えるのに必死になりながら原稿を読む。収まる、こみあげるの繰り返し。そんな中で原稿を読むんだから、苦しいったらありゃしない。

なんとか「真剣に聞いてたら『あれ?』って気づくか気づかないかのレベル」で原稿読み終了。苦しかったあ。笑いを抑えるのって、読みながらってのが一番辛いと思うよ。声を出したら一発でバレちゃう。

実はこういう状況、2回目。もう二度と経験したくないけど、いつ襲ってくるか分からない。ボクが生放送を怖いと思うのはこういうとき。