昔教えてもらった知識が古くなってることには、なかなか気がつくことができない。録画していたテレビ番組を観てたら「風邪を引いたら汗をかくとよい」ということが今の医学では否定されている、と放送していたように。今は首筋などに冷たいものを当てて、熱を冷やす方がよいそうです。

さて、あなたは「間違い電話がかかってきた時の演技」として「もしもし」というセリフを言う時、どうするでしょうか。普通に電話に出るテンションで言うと思います。「もしもし」と言った後で知らない人の声がするのだから、そこから戸惑いやら、怪しさやらの感情が出ます。ボクもこういう演技でした。

しかし、今は最初の「もしもし」から、怪しがってるテンションで言うはずなのです。え、なんでそんなテンションになるの、誰から電話がかかってきたか分からないのに、と思う人はいるでしょうか。ボクもそう思いました。

きょう高校でこの演技を生徒にさせた時、ほとんどの人が最初っから怪しんでるんです。どうしてかなあ、と思ったのですが、そう! そうだ! 今は番号が通知されたり、非通知設定でかかったりするんです! 電話に出ようとして、電話帳に登録してない番号や非通知になってたら、そりゃあ最初っから怪しがるテンションにもなるもんだ!

ちょいとショック。当たり前だと思っている演技が、今の時代にそぐわないなんて! この仕事を続けていくのなら、今はどういう動作が当たり前になっているのかを観察してないとウソの演技になる、と思いました。

高校での授業が終わって、ちょっとぶらぶらしてから、いつも朗読ライブをしている「ボクモ」でちょっと一杯、いや二杯。期間限定で盛田金しゃちビールがいろいろ入っているので、飲んできました。ペールエールに、コーヒースタウト、どちらも独特の味わい。唐揚げにサラダ、ハヤシライスで大満足。次回の朗読ライブの時も、まだやっているから、その時にもまた違うビールをいただこう。