パロマ瑞穂スタジアムで、Jリーグ実況。J2リーグ第39節、名古屋グランパス対ザスパクサツ群馬は、4対2でグランパスの勝利。

この様子は、愛知県豊田市とみよし市のコミュニティFM、エフエとよた(ラジオ・ラブィート)の中継番組「GRAMPUS BEAT」でオンエアされました。


キックオフ直前から雨が激しく、風が強くなった。台風22号が東海地方に近づいてきていて、その影響。それでもグランパスのサポーター席はいっぱい。この試合、いや、残りの試合がJ1自動昇格に向けてとても大事なものだということが分かっているから、応援するのだ。

この雨と風を味方にして、グランパスが前半18分、青木選手のゴールで先制。ただ、雨と風が強くなるばかりでゲームが中断。54分ほどの中断時間があって、前半22分30秒からゲームを再開。

ここからのザスパは、中断前とは違うチーム。いや、雨と風でチームの力が出せなかった、と言った方が正しい。中断後は持ち味を出して、いい形を作りはじめる。

ザスパの攻撃がうまくいったのは、後半。50分に同点に追いつき、55分に逆転。グランパスが逆転された2失点目は、パスミスから。うわあ……また出たぁ……というのが正直な感想。サッカーにミスはつきもの、とは言え、この状況では出てほしくなかった。

60分に玉田選手が同点に追いつくゴールを決めて、とりあえずホッとしたものの、勝たなければいけない試合。グランパスがボールを持っているけど、決定的な形がなかなか作れない。

ザスパは前半に点は取るけど、後半に逆転されるチーム、と、解説の城山喜代次さんが中継の中で話していた。でも、この試合は後半でザスパがいったん逆転している。54分ほどの中断は、この先の展開をまったく分からなくしている。

そして、86分。田口選手が勝ち越しゴール。右サイドで攻めていたグランパス、中央にいた田口選手がフリーだった。なかなか点が入らないことで重い空気になっていたパロマ瑞穂スタジアムが一気に盛り上がる。

それでも……いや、1点差は怖いんだ。どんなミスが出るか分からない。前節の長崎戦もそうだし、さっきのザスパの2点目もそう。できるならあと1点……という後半のアディショナルタイムで、青木選手がきょう2点目のゴール。一時はどうなるかと思ったけど、勝ち点3を取り、3位浮上。

ミスを少なくすれば、勝てる。それを確信した。よくしゃべった、1試合半くらいしゃべった気がする……あ、そうか、54分ほどの中断の時もしゃべってたからか。