109シネマズ名古屋で「DOCUMENTARY OF AKB48 NO FLOWER WITHOUT RAIN 少女たちは涙の後に何を見る?」を観る。前作で観た西武ドームの、地獄絵図とも言える仕切れなさっぷり。あれをまた観ることになるのか、嫌だなあと思ってました。でも、その辺はやっぱり進化していたよ。

映画『AKB48ドキュメンタリー』公式

2012年はAKB48にとってエポックな1年となった。現在は数少なくなった1期生として初期からグループを支え、センターに立ち続けた前田敦子が脱退を宣言したことから、総選挙は誰がトップを奪うのか大きな注目を浴びる。そして初の東京ドーム公演と前田の卒業公演が続き、また恋愛禁止条例なども話題になった。さらには、東京ドーム公演にてAKB48が組閣するという発表もされ……。

引用元:映画『DOCUMENTARY OF AKB48 NO FLOWER WITHOUT RAIN 少女たちは涙の後に何を見る?』 – シネマトゥデイ

東京ドーム公演を迎えるにあたって、メンバーがあることをしてるんだけど、それを観て「ああ、ちゃんとそういうチェックもするようになったんだな」と思ってホッとしました。そして、本番の舞台裏を観てさらに安心。そうでなくちゃ、あんな大舞台はできないよ。

前田敦子さんの卒業の発表、総選挙、東京ドーム講演、選抜じゃんけん大会、と2012年のAKBを追っかけていたカメラは、AKBが次の時代に向かっていく様子を捉えてました。しかし、その流れのところどころで現れる、AKBの活動辞退やグループ移籍…。

そうなる理由はひとつなんだけど、AKBの中での目標が見えなくなった一瞬に起こっていることが多い気がした。なので「どうしますか?」と言われた時に、しがみついて残りたい、というよりも活動を辞退する道を選ぶのかもしれない。

でもね、そのアクシデントが起こるたびに峯岸みなみサンのショットが入っているんですよ。映画公開直前に起こったアクシデントの後に観ていると、なんかもう、ね…。

これからもたぶん、そういうアクシデントは起こるんでしょうね。この映画を観てると、去っていくメンバーが三国志演義で志半ばで倒れていく武将に見えたよ。あるいは、ドラマ「太陽にほえろ!」で殉職していく刑事のようにも。他の人はどんなふうに見えるんだろう?