水曜日の深夜、朗読をして帰る途中、空を見上げると北斗七星が浮かんでた。分かるもんですね、夜空に星が七つ。

さて、これを木曜早朝のラジオでどう言おうか。胸に七つの傷が……って入りにしようか。いやいや、ボクはあのマンガをよく知らない。

ひしゃくの器に見えるふたつの星を結んだ先にあるのが、北極星。孤高の星だ。いや、本当はこぐま座の一部だけど、ほかの星たちは空が明るくて見えない。

GPSどころか方位磁針もなかったころ、北極星は北を指す目じるし。ログがたまらなくても北が分かる……あのマンガ知らなくても、そっちは知ってるんだ。

本当に北にあるのか、iPhone のコンパスを起動させて確認する。なんだこの意味のない行動は。まあ、恵方を調べるくらいしかコンパスを使わないんだからいいじゃないか。それに、iPhone X にしてから初めて起動させるぞ、コンパス。

間違いなく北だ。よかったよかった。これで違っていたら天変地異の前触れだ。連日寒さが続いているから、ひょっとしたらと思ったよ。

木曜早朝、ラジオ局にしゃべりに行く途中、空を見上げると北斗七星が浮かんでた。鏡に映したように、北極星を挟んで反対側に移動してた。「星空のだるまさんがころんだ状態」なんて、実況で使えるかなあ。どこで使うんだ。

地球が回っているから、とは学校の授業で習ったけど、これ、知らなかったら天が回っているって言われたら信じちゃうなあ。自分のいる場所は同じなのに、星が動いてるんだもの。

しかし、これだけ澄んだ空ってのも珍しいなあ……と車に乗ったら、気温計がマイナス2度の表示。えー、そんなに寒いのか! だから星がきれいなのか!

朝6時からのラジオで、そのことをしゃべる。いつもよち最低気温の記録が遅くて、きょうは明け方ごろが一番寒かったんですね、と。

実はそこからさらに気温が下がり、ラジオでしゃべっていたまさにその時間帯が、きょう一番の寒さを記録していた。朝日が上る前より、上りはじめた頃のほうが寒いなんて!

これが、きょう未明から早朝の数時間で、見たこと、感じたこと。この寒さはいつまで続くんだろうなあ……。