109シネマズ名古屋で「ちはやふる -結び-」を観る。ストーリーもキャラ立ちもしっかりしていて、そこに織り込まれるコミカルなシーンの数々。声出して笑いそうになった。笑ってもよかったんだろうけど。

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映画『ちはやふる -結び-』公式サイト

瑞沢高校競技かるた部員の綾瀬千早(広瀬すず)と若宮詩暢(松岡茉優)が、全国大会で激闘を繰り広げてから2年。真島太一(野村周平)、綿谷新(新田真剣佑)らと共に名人・クイーン戦に挑む千早だったが、詩暢と戦えない自分の実力不足を痛感する。そんな中、千早たちの師匠・原田秀雄(國村隼)が史上最強の名人とされる周防久志(賀来賢人)に敗れてしまい、新が彼に挑戦状をたたきつける。その後3年生になった千早は、高校最後の全国大会に向けて動くが……。

引用元:映画『ちはやふる −結び−』 – シネマトゥデイ

キャラ立ちしている登場人物の面々

上の句」「下の句」と比べて登場人物が多くなったのに、みんなキャラが立っている。これはすごいことだ。

まあ、筑波の話だけでも話が一本できると思ったり、花野の成長だけでも話が進むと思うところもあるけど、それはもう盛りだくさんになりすぎる。ここまでのキャラクターがサブに回る今回のストーリー。メインは高校最後の全国大会に向けての千早・太一・新の葛藤や成長。

……あ、今回のストーリーの若宮の立ち位置って、サッカーでいうリベロというか、フリーなポジションで、ボクはとても好きだった。今回、いるかいらないかって言ったら、いらないとボクは思う。でも、存在感がしっかり出ている。素晴らしい!

競技かるたの「なるほど!」が、今回も

あと、競技かるた団体戦について、ボクが知らなかったことがまたひとつ。経験者にとっては当たり前のことなんだけど、競技かるたをきちんと軸にしている話のつくりは見事。

そして、このこともそうなんだけど、前半の話を伏線にして、クライマックスで盛り上がる。「そう! 競技かるたでは、それが大事! オレ、さっき勉強した!」って思えるのも、すごい。

それぞれのキャラは立っているし、ストーリーもしっかりしている。映画「ちはやふる」の全3作品は、どれもこういった屋台骨がしっかりしていると感じました。

だから、途中に織り込まれるコミカルなシーンも、笑える。若宮のアレは、ずるい! 何年経っても色あせない名シリーズだ。これも、何百年もの時を経て今も親しまれている百人一首の魅力がそうさせるのだろうか。