109シネマズ名古屋で「ちはやふる -下の句-」を観る。上の句で個々が成長し、下の句ではそれらがひとつになっていった。

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映画『ちはやふる』公式サイト

高校で再会した幼なじみの太一(野村周平)と一緒に競技かるた部を作った千早(広瀬すず)は、創部1年にして東京都大会優勝を果たす。自分をかるたに導いてくれた新(真剣佑)に優勝報告をした際、新の衝撃的な告白に動揺する千早だったが、全国大会のために仲間たちと練習に打ちこむ。そんな折、千早は同い年で日本一となった若宮詩暢(松岡茉優)のことを知り……。

引用元:映画『ちはやふる −下の句−』 – シネマトゥデイ

なぜやるの? の答えを探す

下の句は絆の物語。何のためにしているのか、ということをずっと問うている物語。

競技かるたが強くなりたい。じゃあ、何のために強くなりたいのか。言葉を悪く言えば「単なる娯楽」を、なぜ苦しい思いをしながら続けるのか、ってこと。

娯楽じゃなくても、仕事でもいいかな。「なぜ君はそれをやるのだ?」と聞かれて、答えを持ってる人はどのくらいいるのだろう。

自分のためにやっているのか、それとも、その先に答えはあるのか。下の句は上の句ほどのダイナミズムはないかもしれないけど、みんなしっかり成長している。

上の句でみせた「ちはやふるワールド」は健在!

ま、こんな難しいことは考えなくても、今回もきっちり、笑いの間ができている。ファーストシーンからそれが現れていて「おお! これこれ! これが『ちはやふる』!」って思いました。

しかし、登場人物の新の動かし方なんて難しいだろうし、詩暢も千早と太一、そして新の中にうまく絡んでくる。無駄のないストーリー展開の素晴らしさと、役者さんたちの演技力が、ここまで力のある作品にしているんだなあ。

サッカー選手に例えたら、こんなタイプ

人気も実力も得ているスタープレーヤー。前線を駆け回り、相手からゴールを量産する。