TOHOシネマズ名古屋ベイシティで「フライト・ゲーム」を観る。情報だけで人を判断することはできない。自分の目で見て考えなければ。

映画『フライト・ゲーム』 大ヒット上映中!

ニューヨークより146人の乗客乗員が搭乗した、ロンドンへと向かう旅客機。その警備を任されている連邦保安官ビル・マークス(リーアム・ニーソン)のもとに、1億5,000万ドルを指定口座に入金しなければ20分おきに機内の人間を1人ずつ殺害するという異様な犯行予告メールが届く。限定されたネットワークからメールが送信されたことから同僚が犯人ではないかと思いつつ、犯人の特定に奔走するビル。そしてメールの内容通りに、機内で1人ずつ人が命を落とす。やがて、地上から犯人が指定した口座はビルのものであることが判明する。

引用元:映画『フライト・ゲーム』 – シネマトゥデイ

マークスがピンチを脱したのは、それまでの行動によるところが大きい。都合のいいストーリーに見えるかもしれないけど、それは「直感」というところに落とすことはできないだろうか。

大衆の評価って、簡単に変わっちゃうんだよね。自分が思い込みたいストーリーの情報を集めて、間違いないと思い込む。あるいは、与えられた情報を深読みすることなく、偏った捉えかたをする。ネットニュースと言われているものの見出しだけで分かった気になっちゃいけない。ちゃんと記事を読まないと。

判断するのは、自分。しかも、ネットやメディアの情報なんかじゃなくて、自分で実際に見聞きして、心の奥底から生まれてくる感覚から判断すること。膨大にある情報だけをピックアップして判断しても、それは心のこもっていないものだ。

心での判断だって間違うことはあるけれど、頭だけの情報よりも精度は高い。マークスと共に旅客機に乗っていた人たちだって、あれだけの情報があっても最後に信じたのは自分の心による判断だった。

そんなふうに「信頼」をテーマにしてこの作品を観ると、ちょっと違ったものが浮かんでくる。もちろん、乗客・乗員の誰が犯人か探しながら観るのも楽しいけどね。