小林賢太郎演劇作品「振り子とチーズケーキ」を観ました。なぜ振り子? なぜチーズケーキ? という疑問を持つタイトルでしたが、この作品に込めたメッセージが、振り子・チーズケーキというふたつの言葉で表されていました。

小林賢太郎さんと竹井亮介さんの、ふたり芝居。ふたり、と言っても演じているのは人間かどうか。この方法は舞台ならではだなあ。

ここ数年、やろうかどうしようか迷うことに手をつけるようになってます。細かいことは考えず形にしてみたり、声をかけてみたり。それらをしなかったら、環境が変わらないままだもんね。局面が動かないもんね。

とりあえず、動いてみること。そうすると、ほかの何かが動くから。こんなことを「振り子とチーズケーキ」でもう一度確認しました。

そりゃ、動く前はいろいろ考えますよ。そうなるか分からないのに、ネガティブなことを考えちゃうこともある。でも、それはこっちが勝手に考えているだけの、一方的な考え方。ネガティブな考えは視野を狭くすることにもなってしまうから、注意しないと。

この作品から「やってみようと思っているなら、いいじゃない、やってみれば」と、背中を押された感じになった。成功するかどうかは分からないけど、はじめの一歩を踏み出さなければ局面が変わらないもんね。