お世話になってるメディアスエフエムで、今年度も市民パーソナリティー養成講座を開講してます。メディアスエフエムでしゃべるということに特化した講座で、今シーズンで3期目。過去のメンバーは持ち回りで番組を担当してます。

ラジオでしゃべるために資格や免許は必要ないけど、これだけは持ってないと辛いよね、というものはある。それは「しゃべっている人がおもしろいかどうか」です。

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ゲラゲラ笑える持ちネタがある、ということだけが「おもしろい」ということじゃありません。それだったら、ボクはラジオでしゃべれないもの。「おもしろい」って、しゃべっている人に魅力があるかどうかってことですよね。

その魅力って、技術じゃないんです。技術はちょっと練習すれば、誰でもある程度まではいけるはず。そこに「おもしろい」を入れられるかどうかが、ラジオでしゃべり続けられるかどうかのポイント。

「おもしろい」って、自分の視点なんですよね。どこかに書いてあるような情報を読んでいるだけじゃダメ。そこにどうやって、自分の視点を入れるか。それがあるかないかで、魅力的な話になるかどうかが全然違ってくる。

ゲラゲラ笑える持ちネタだって、それが自分の視点であるからなんだよね。自分にしかできない話ができるかどうかが、ラジオでしゃべるために持ってなければいけないことだよなあと感じてます。

ラジオでしゃべるための準備や努力も、そっちの意識がないと効率よくないよね。自分の視点を入れることを頭に置いておかないと「で、なんなの?」ってトークしかできなくなっちゃう。

自分の視点を入れるんだから、人からのアドバイスはもらいにくいよね。「私の『自分の視点』って、何だと思いますか?」なんて聞かれても、答えようがないもの。人に頼らなくても、普段の自分を自分自身が注意深く観察することで、見つかるんじゃないでしょうか。