109シネマズ名古屋で「怒り」を観る。この作品で、ボクに新たな「怒り」の定義ができた。

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映画『怒り』公式サイト

八王子で起きた凄惨(せいさん)な殺人事件の現場には「怒」の血文字が残され、事件から1年が経過しても未解決のままだった。洋平(渡辺謙)と娘の愛子(宮崎あおい)が暮らす千葉の漁港で田代(松山ケンイチ)と名乗る青年が働き始め、やがて彼は愛子と恋仲になる。洋平は娘の幸せを願うも前歴不詳の田代の素性に不安を抱いていた折り、ニュースで報じられる八王子の殺人事件の続報に目が留まり……。

引用元:映画『怒り』 – シネマトゥデイ

このキャスト陣でなけれな生まれなかった作品だ!

この作品の登場人物たちを演じている人たちに圧倒されっぱなし。仕草や表情で、しっかり感情を伝えていく。このキャストでなければ無理なんじゃないか、って思ったくらい。

ボクが勝手にほっとしたところは、赤江珠緒さんが演じるキャスターが出ているテレビ番組を見ている、捜査官役のピエール瀧さん。TBSラジオの「たまむすび」がどうしてもチラついちゃって。

それはもう、こっちの事情だし、そういうところでほっとしてないと、他のシーンは重くてボディーブローのように効いてくるのです。

「怒り」を分析してみると、それは自分に向けた感情ではないだろうか

タイトルは「怒り」。これをキーワードにして観ているうちに、ボクは「人はどういう時に怒りの感情が出るのか」ということを考えていました。

今のところの結論は「怒りは自分自身に向かって出る感情だ」ということ。相手の言動に対して発動する感情だと思っていたけど、この作品を観ていたら、どうもそうではない。

相手の言動に対して自分に非があると思った時に、怒りの感情が出る。相手を裏切った時に生まれる、自分を許せない気持ちを「怒り」と呼ぶんだろう。

そう考えると、殺人犯の怒りは果たして「怒り」と呼べるものなのだろうか。そんなことも誰かと話してみたい。

サッカー選手に例えたら、こんなタイプ

相手の攻撃を前の方で食い止める、重厚感あるプレーが持ち味のミッドフィールダー。