今シーズンのJリーグはおかしなことが多いねえ。FC岐阜が開幕2連勝でトップ…いや、これはおかしくないか。むしろ当然かも。ラモス監督になって、戦う集団になったんだから。FC岐阜を追いかけている人にこないだ聞いたんだけど、昨シーズンまでとは明らかに変わって、FC岐阜はプロの集団になったようです。今後は、シーズンを通して戦える体力があるかどうかにかかってくるでしょうね。

ちょっと暴走しているサポーターがいるんですよ。浦和や千葉に。

浦和レッズの試合で差別的横断幕「JAPANESE ONLY」

埼玉スタジアムで3月8日に行われたサッカーJリーグ1部の浦和レッズ対サガン鳥栖の試合で、差別的な意味に取れる「JAPANESE ONLY」(日本人以外はお断り)と書かれた横断幕が掲げられていたことが分かり、波紋が広がっている。誰の行為かは分かっていない。

引用元:浦和レッズの試合で差別的横断幕「JAPANESE ONLY」

J2千葉 サポーターの心ない行為で声明文「非常に残念」 ― スポニチ Sponichi Annex サッカー

千葉の説明によると、試合終了後に山中がサポーターからタオルマフラーを渡され、首にかけてその後のインタビューも行ったものの、「そのタオルマフラーはジェフを応援するものではなく、“300% ANTI KASHIWA”と書かれたもの」だったという。

引用元:J2千葉 サポーターの心ない行為で声明文「非常に残念」

素直に読めば「日本人以外お断り」だ

浦和のケースは、横断幕が掲げられたのは浦和サポーター席へ入るゲート。「JAPANESE ONLY」は、普通に取れば「日本人以外お断り」。外国籍の選手がメンバーにいないことを皮肉った表現、という意見もあるようだけど、それは通用しない。

もしそんな皮肉があるのなら、英語を使わなければよかったのに。「(登録されたメンバーは)日本人だけ」ということを言いたいのに、教科書のように訳すからおかしなことになっちゃう。「JAPANESE ONLY」という文字がゲートにあったら、それは「日本人以外お断り」と捉えられる。

(2013.3.16.追記)その後、掲示したサポーターが「外国人が入ることで応援の統制が取れなくなるから」ということを説明したそうだけど、それを「差別的意図はなかった」とはいえないよなあ。

言葉を雑に扱いすぎているから起こった問題だ

言葉を使った仕事をしているから特に感じるんです。乱暴に使うと大変なことになる、と。そして、この件をJリーグが「真意はどうあれ『JAPANESE ONLY』という横断幕を掲げたことによる責任」としてしっかり処分しないと、海外から「一体どうなってるんだ?」と思われかねないです。

そして、千葉の件。「300% ANTI KASHIWA」って…。これも、真意は「柏からレンタル移籍で千葉に来てるけど、完全に千葉の人間だ」ということなのかもしれないけど、そんな意図を汲めってほうが無理。「完全に柏を嫌ってる」という意味に取るよね。

いろいろな気持ちを短い言葉にするのって、母国語でも誤解が生じるのに、慣れない言葉を使う時は慎重にならないと。カッコつけて英語にするくらいなら、日本語を使うべきだよね。