ヘアサロンで中学生が数人、働いていた。職場体験、だそうだ。

ボクが中学生の頃にはなかったけど、最近は職場に行って実際に仕事を体験する、ということをやっているらしい。

ボクがお世話になってる、メディアスエフエムにも来ているのを見かけたことがある。地元にあるラジオ局はどういうことをしているかってのを、その場で経験するということだ。

この際、ミキサー卓に座ってもらったり、キューを振ってもらえばいいのにと思うが、さすがにそれをやって万一事故になってしまうといけないので、番組を放送する手前の部分にあたる、原稿書きのようなことを体験しているみたいだけれども。…あ、体験の最後には、番組にゲスト出演してたっけ?

ヘアサロンでは、床を掃除したり、パーマをかけるためのロッドを美容師さんに渡していたりしてた。中学生たちは美容師の仕事をしてるっぽいと感じているかも。そして「週末でもないのに、日中に外に出ている!」なんていう、ちょっとした背徳感のようなものを感じているのかも。

一般的な会社の事務所とかにも、行ってるのかなあ。営業の人についていく、なんてのがあったりするのかなあ。ラジオ局やヘアサロンのようなものとは違って、今していることが会社の中でどういう役割をしているのかよく分からないかもね、中学生にとって。

でも、技術職であるものより、経理・総務・営業・開発のような部署に職場体験に行ったほうが、仕事ってどういうものかをリアルに体験できるよね、きっと。そっちのほうが、今後の人生に役に立ったりして。

営業職の職場体験なんて、今この年齢だから分かるけど、中学生じゃ分からないかもなあ。「何しに行くんだろう? 何をしてるんだろう?」って思うかもね。

中には、日当たりのいい公園に行って昼寝したりして。「これも仕事だ!」なんて諭しながら。中学生、変な解釈するかも。「ああ、仕事って、こういう感じなんだ。いいなあ、なんでもいいから、営業をやりたい!」って。

まあ、実際ボクが中学生で職場体験に行くとして、黒板に書かれた職場から選ぶとしたら「メディアスエフエム」とか「ヘアサロン○○」っていうような、イメージしやすい場所を選んじゃうだろうけどね。