TOHOシネマズ東浦で「ジュラシック・ワールド/炎の王国」を観る。怖かった。恐竜もだけど、人間の欲望が。

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映画『ジュラシック・ワールド/炎の王国』公式サイト 大ヒット上映中!

ハイブリッド恐竜インドミナス・レックスとT-REXの激しいバトルで崩壊した「ジュラシック・ワールド」があるイスラ・ヌブラル島の火山に、噴火の予兆が見られた。恐竜たちを見殺しにするのか、彼らを救うべきか。テーマパークの運営責任者だったクレア(ブライス・ダラス・ハワード)と恐竜行動学の専門家であるオーウェン(クリス・プラット)は、悩みながらも恐竜救出を決意し島へ向かうが、火山が噴火してしまい……。

引用元:ジュラシック・ワールド/炎の王国 (2018) – シネマトゥデイ

「ジュラシック・パーク」から続くシリーズ。今回、新しくなった!

予告編を観て「いつもの感じかな」と思っていたのが大間違い! 予告編で印象に残っていたシーンが早々に終わってしまった。あとは何をやるんだろう、ずいぶん地味な話になるんじゃないかって思ったよ。

ところが! こういうストーリーでも、しっかりジュラシック・ワールドになってました。このシリーズを知っている人ほど、戸惑いはあるかもしれないなあ。

CGの技術が発達して、映画ではそれまでできなかったストーリーができるようになった。「ジュラシック・パーク」が公開されたのは1993年、その時は「こんなにリアルに恐竜が動くんだ! すごい!」と思ったよ。

人間の欲望はこういった娯楽を生み、恐怖も生み出す

人間の想像力って、すごいよね。こういう作品が生まれるんだから。まあ、こういう好奇心、というか、欲望が人類を進化させていった面もあるだろうけど。

この作品の世界も「遺伝子技術で恐竜を現代によみがえらせる」という、人間の好奇心から生まれたものだ。でも、それは果たして人類が踏み込んでもいい領域なんだろうか? 人の手で生命をつくるなんて?

そのような「人間の飽くなき欲望が暴走していく」というのがこの作品のテーマでもある。観ていて怖かったよ。恐竜も、もうひとつのアレも!

実は、その欲望の暴走が、このシリーズを進化させている。ストーリーの最初に思った「え、これ、この後どうなるの?」と思ったことにつながるんだけど、恐竜から逃げることも、それまでとは違って、相当頭を使わないといけなくなっていて……。

この続きが観たくもあるし、これ以上はもう、怖い気もする。恐竜が怖いのではなく、人間の欲望が。