109シネマズ名古屋で「金メダル男」を観る。キャストの中ですごかったのは、宮崎美子さんだ! 泣いた。

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映画「金メダル男」公式サイト 内村光良×知念侑李(Hey! Say! JUMP)ふたり一役でW主演!!

1964年、東京オリンピックの開催に向けて日本中が沸き立つ中、秋田泉一という男が長野県塩尻市に誕生する。ごく普通の少年として育っていた彼は、小学校の運動会で行われた徒競走で一等になる。一等賞というものが与えてくれる、いいようのない幸福感のとりこになってしまった彼は、それをきっかけにさまざまな分野で一等賞を取ろうと決意。書道、絵画、火起こし、大声コンテスト、マスのつかみ取りなど、大会やコンクールに片っ端から参加しては一等賞に輝くが……。

引用元:映画『金メダル男』 – シネマトゥデイ

宮崎美子さんにやられた…!

年を重ねた人ほど、この作品にグッとくるだろうなあ。自分の半生を、どうしても振り返っちゃうもの。そんな気持ちにさせたのは、泉一の母、房江役の宮崎美子さん。

30歳前後から80歳前後と思われる、時の流れを演じちゃうんだもん。ストーリーに思いっきり関わっちゃうから言えないんだけど、夫婦でのあのシーンはいかん、泣いた。

多芸なのは内村さんもだが、知念侑李さんも、だ

「ザ・うちむら・てるよし」といった感じで、内村光良さんの人間性が詰まった作品。

ウッチャンナンチャンが出演しているテレビは、よく観てました。たぶん、自分の要素を構成している成分のひとつでしょう。

内村さんは番組の中でアクションをしたり、水泳をしたり、ピアノを弾いたり、社交ダンスをしたりしていた。中途半端ではなく、番組で披露できるクオリティまで仕上げてくるのがすごかった。

この作品の泉一もいろんなことに挑戦していて、それが、ボクが観てきた内村さんのチャレンジ企画と重なった。内村さん自身と重なってるところもあるんだろうな。

内村さんと知念侑李さんが秋田泉一という役をやってるんだけど、知念さんが内村さんそっくり。顔も似ているけど、表情とか、体の動かし方が。内村さんがやってたうようなバラエティー番組、やってくれないかなあ。彼に跡を継いでほしい。

内村光良作品、満喫しました

でも「俺はこれだけできるんだぞ!」なんて傲慢なところはひとつもない。むしろ、謙虚。みんなの力でここまでやってこられた、という空気が、スクリーンから伝わってくる。

それが出演陣の豪華さにも出ていて、「え、この人が?」って人がどんどん出てくる。笑いを取りにくると思った人が普通に演技して、そうでない人が真面目におかしいことをやってるんだから、おもしろい。

張りまくった伏線をスピーディーに回収していくのは、さすがコント職人の内村さん。「アレとアレがつながった!」って快感は、後半になるほど増えてくる。

この作品は内村さんでしか作れないものだ。シネコンに映画ではなく、内村光良の作品を観に行った、そんな感じだ。

サッカー選手に例えたら、こんなタイプ

温厚ではあるが、いざという時に頼りになる、守備を整えるミッドフィールダー。