ミッドランドスクエアシネマで「心が叫びたがってるんだ。」を観る。普段自覚なく使っている言葉は、扱い方を間違えるとこんなに怖いものはない。

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映画『心が叫びたがってるんだ。』

活発な少女だったものの、ある事を話したことで家族がバラバラになった上に、玉子の妖精にしゃべることを封印された成瀬順。そのトラウマが心に突き刺さり、隠れるようにして生きていく。ある日、通っている高校の地域ふれあい交流会の実行委員会のメンバーになり、さらにそこで上演されるミュージカルの主役を務めることに。困惑する順だったが、メンバーの坂上拓実、田崎大樹、仁藤菜月と行動を共にするうち、自分の中の変化に気付きだす。

引用元:映画『心が叫びたがってるんだ。』 – シネマトゥデイ

あの4人を実行委員会のメンバーに選んだ先生がすごいって思ったよ。委員をすることで、それぞれが成長するって思ったから選んだんでしょ? どれだけ生徒のことをきちんと見ている先生なんだ、って。ま、そうしないと話が進んでいかないんだ、ストーリーの都合だってこともあるけど。

メンバーの4人のうち、田崎が一番存在感がないなあ…って、最初は思ってたんだけど、後半からの活躍っぷりは驚いた。彼がいなきゃ、あそこまで進展したかどうかは分からないぞ。

本番のピンチも、先生のアイデア一発でクリアするし…。あの先生、どこまでお見通しなんだ!

クラスみんなでミュージカルに取り組もう、って提案した時のクラスの後ろ向き加減、分かるなあ。学校行事って、特にやりたいからってわけじゃないもの。半強制的に役割を与えられることがほとんど。

だから、このシーンでもなんとなく嫌だなあって空気になったんだけど。そこで言った拓実の言葉が心に刺さった。あの精神は、常に心に置いておきたい。

自分のやれる範囲で、無理せずに、やる。誰かの本気を邪魔しない。本気を見せるのはカッコ悪いっていうムードが今の若い世代にあるか分からないけど、本気の揚げ足取りはしたくない。

あと、言葉は人を傷つけるっていうのは、言葉を使いまくってるボクもよく分かる。言葉を受けた方がものすごく痛がることがあるってのを忘れちゃいけない。でも、それを恐れてもいけない。言葉ってそういうものだと思いながら使っていきたい。