黒いバカボン」を読みました。このご時世、本当に必要なのは、こういうブラックなものを飲み込む力なのかも。


黒いバカボン (秋田トップコミックスW)

子供が怖がるから、とヒゲや眉を剃ることから始まり、しまいには体じゅうを切断してしまう話、好きだなあ。

あと、ケチな男が「ひとつあればじゅうぶんだ」と、体のあらゆる部分を切断してしまう話も、ボクのお気に入り。

ほかにも、収録されているものは、人が死んだり、人を殺したりするものばかり。

今はこういうものって、絶対放送できないんだろうけど、この中にある作品のひとつを「元祖天才バカボン」で観たことあるよ。

テレビがそういう役割をしなくてもいいかもしれないけど、世の中はきれいごとだけじゃない、ってことを、人生のどっかで吸収しておいた方がいいと思うんです。

そうすれば、人間の黒い部分も含めてまるごと愛せるようになれるだろうから。