109シネマズ名古屋で「マグニフィセント・セブン」を観る。キャラクターの魅力に盛り上がりながら、正義ってやっぱり、血に足がついているものだなあと感じました。

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映画『マグニフィセント・セブン』 | オフィシャルサイト | ソニー・ピクチャーズ

悪漢バーソロミュー・ボーグ(ピーター・サースガード)によって牛耳られ、絶望を感じながら生きているローズ・クリークの町の人々。住民の一人であるエマ・カレン(ヘイリー・ベネット)は、賞金稼ぎのサム(デンゼル・ワシントン)、ギャンブラーのジョシュ(クリス・プラット)、流れ者、拳銃の達人といった7人の男を雇って、バーソロミューの手から町を救い出すように頼む。金のためと割り切って戦いに身を投じるサムやジョシュだったが……。

引用元:映画『マグニフィセント・セブン』 – シネマトゥデイ

ジャック、いいよね、あのちょっと壊れた感じが。

七人いるうちの誰に目がいくか。そのあたりで心理ゲームもできそうだ。ボクはグッドナイトとジャック。ちょっとワケありなところを持っている、とか、常人の感性ではない、というところに惹かれるんだよなあ。

誰かに思い入れて「カッコイイ!」と思えるだけで、この作品は十分満足。できることなら、ああいう男になりたい。ジョシュのような雰囲気を持ちたいが、無理かなあ…。

「七人の侍」や「荒野の七人」を原案にした西部劇。なぜ今、このタイプの作品が生まれたのかが気になりました。だって、西部劇って、今の時代に合わないところもあるでしょうに。

普遍的なもの、今の雰囲気に合わせたもの

この作品はやはり、今の時代に合わせているところもある。七人のメンバーをみても、それを感じるよね。それでもこの作品が生まれたのは、正義ということに対して、普遍的なものがあるからなんでしょう。

それでも、ただ真正面に正義を振りかざすという感じではなかった。やっぱり怖いし、死ぬこともあるし。正義を貫くことに対して、よりリアルな描き方をしていた。戦うということに対して、かなり葛藤してるよ。

復讐だと認めた上での正義だというところも、地に足がついている感じがしたな。勧善懲悪でなく、正義の側にも少しだけ私的な怒りを含ませているというところが、今の時代の西部劇だと思ったよ。

変わらないものと、今の時代のリアル。この作品にはそんなものが混じっていると感じました。