「投資とお金の大事なことはモノポリーに学べ!」を買ってきました。モノポリー、好きなんですよね。周りはあんまり乗ってこないんですよ。ルールがよく分からないとか、プレー時間が長い、とか。モノポリー、事業をしている人は「勝負の勘所」を勉強するのにすごくいいと思うんだけどなあ。

土地の権利書を集めて、ひとつの土地グループを独占したら家やホテルを建て、ほかの人からレンタル料を取って、自分以外を破産に追い込む…と、簡単に言ったらこんなゲームです。

でも、よーいドンでボードを周っても、サイコロの運で順調に土地を買うことができる時もあれば、全く買えない時もある。慣れない人はここで戸惑うんだろうね。土地買えなかったら、どうしようもないじゃん、って。

そこで、自分の身の丈に合ったことを始めるんです。自分の持ち金はこのくらいだから、このレベルの土地を集めるか…という作戦を立てる。土地を集めるのが難しかったら、公共事業や鉄道を集める作戦に出るか。どちらにしろ、自分ひとりでは集められないので、他のプレーヤーと交渉をするしかない。

交渉も、慣れない人は戸惑うんだろうね。どれを、どのくらいの値段で買うのかを決めないといけないから。めんどくさいから、誰とも交渉しないという作戦に出る人もいるかも。でも、モノポリーは交渉しないと勝てないゲームです。

モノポリーで自分の資産を大きくするために、現金をどのくらい持つのか、手に入れた土地のどこを育てるのかということは、実際に事業をしている人も同じことを考えますよね。「おい、現金持ってないと回らないぞ!」とか「どこの分野に参入して、伸ばしていくのか」なんて考えるのとモノポリーはよく似ています。