ボクが小学生の時の名簿は、男女別のあいうえお順。確か、どのクラスも男子が女子より数人多かったはず。これ、どの人も同じ思い出なんじゃないでしょうか。フォークダンスで女子の列に入れられて、ずーっと男子と手をつないでいたって思い出は、あるあるネタの殿堂に入るんじゃない?

「男の子は死ぬ確率が女の子より高いから、男の子は女の子より多い」ということも言われます。「なぜ男は女より多く産まれるのか(吉村仁・ちくまプリマー新書)」は、この説に確率の計算を使ってアプローチしています。

進化って、強いものが残り続けるって思ってました。でも、ルールが変わって、それが強いってことにならなかった時に、絶滅してしまうんだよね。恐竜の絶滅も、ルールが変わったために絶滅したんだし。

その「ルール」は、環境。そして、そのリスクを避けるために、生物はいろんな方法で子孫を残そうとする。偏ったやり方は、環境の変化に対応できないってことだね。保険をかけるってのは、ゲームオーバーにならないためには必要なことかもしれない。

ということで、フォークダンスで女子として踊り、ずっと男子と手をつないでいた人は、人類を絶滅から救っていたんですね! ありがとう! 人類のヒーロー! そう思うことで、学生時代の嫌な思い出から開放される…わけないか。