名刺は99枚しか残さない (荒木亨二 メディアファクトリー新書)」を読みました。なるほど、こういう名刺の整理や使い方があったのか。

「99枚しか残さない」と言っても、それ以外は捨ててしまうということではない。厳正した99枚を選び、その人たちをうまく組み合わせながら仕事をしていこう、という考え方です。

ユニット、みたいな考え方だね。それぞれの力をひとつのプロジェクトに集め、それが終わったらまたバラバラになる、という感じ。著者の荒木亨二(こうじ)さんはビジネスコンサルタントなので、こんな仕事の進め方ができるけど、じゃあ、普段から名刺を交換しない仕事をしてる人はどうなるんだろう。

この本では「人と人とのマッチングを考えることは、ほとんどすべての業種や職種にとって必要な作業なのではないか」と言っています。誰と誰を組み合わせれば、プロジェクトが円滑に進むのか、新人の教育係は誰がいいのか、ということ、よくありそうだもんね。

99枚の名刺をパラパラ見て「そういえば、この人と最近連絡をとってないな…」と思えば「連絡をする」ということがToDoリストに加わり、食事をしながら情報交換…ということになり、何か企画が生まれるかもしれない。仕事を待っているより自分で作っていった方がやりがいも出るだろうなあ。

この本が生まれるきっかけになったブログ記事です
アラキングのビジネス書 【ワタクシの仕事術5】 99枚の名刺でビジネスを回す方法