もうすぐ「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q」が劇場公開されるので、前作とその前の作品をテレビで放送されます。きょう「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序 」が放送されました。3年前に劇場で観た時には気づかなかったところがいっぱいあったなあ…。

気づかなかったのは、おもにセリフのないところ。人物の動作やお互いの距離で、言葉にしていない気持ちを表していたんだね。劇場で観た時には全然気づかなかった。

そういうところに気づいてみると、この作品がいっそう深く楽しめる。なぜこんな表情をしたのか、なぜこのシーンが必要なのか、それらがいくつも重なりあってこの作品の世界観を作っていく。

映画をいろいろ観てきて生まれてきた視点なのかなあ。セリフだけが説明じゃないんだ、映像だけでも説明してるんだ、ってことが分かってきました。年間50をクリアすると、今までとは別の視点が生まれるという法則はここでも健在。

年間50って、週に1ぐらい、週に一回くらいならできそう…と思っても、なかなかできないんだよね。ボクも「もういいかな…」と思うこともあった。でも、そういう状態は「慣れてきた」ということなので、そこからもうちょっと追い込めば頭の中が整理されてくる、というのがボクの経験から分かったこと。

たぶん、来週放送される「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破」も、ボクが劇場で観ていなかった所がいっぱいあるんだろうな。楽しみだ。