109シネマズ名古屋で「悪の教典」を観る。伊藤英明さんの「目」が印象的だった。

「悪の教典」公式サイト

ハスミンというニックネームで呼ばれ、生徒たちから圧倒的な人気と支持を集める高校教師・蓮実聖司(伊藤英明)。生徒だけでなく、ほかの教師や保護者も一目を置く模範的な教師だったが、その正体は他人への共感や良心を持っていない反社会性人格障害者であった。学校と自身に降り掛かったトラブルや障害を取り除くために、平然と殺人を犯しては校内での地位を強固なものにしていく蓮実。しかし、ささいなミスから自身の凶行が知られそうになってしまう。それを隠そうと悩んだ彼が導き出した答えは、クラスの生徒全員を殺すことだった。

引用元:映画『悪の教典』 – シネマトゥデイ

予告編で感じていました。蓮実の顔が、生きてるように見えないって。表情が変なんですよ。あんまり顔の筋肉が動いていない感じ。演じた伊藤英明さん、この役作りは大変だったんじゃないだろうか。

徐々に現れてくる蓮実の狂気。そして、隠すことがなくなった蓮実の狂気。狂気を全開にさせてからは、すべてが終わっていくかのように、登場人物がどんどん死んでいく。

こんな世界はありえない、って思った。でも、常軌を逸した人が日常にいたら、ありえないと思っていることも現実に起こるかも。観終わった後、トイレではちょっと緊張したよ。ひょっとして何か起こるんじゃないかって。何が正常で何が異常か、自分の価値観が少し揺さぶられました。

スタートは乗り心地がよかったけど、だんだん怪しい方向に連れて行かれるバスに載ったみたい。それも、平気で川の中に入って行ったり、山の中に突っ込んで行ったりする感じ。この「怪しい方向に行く」のが早すぎてもいけないし、遅すぎてもいけないんだろうな。