昼のニュースを見ていたら、粒子状物質のPM2.5を「ピーエムニテンゴ」と読んでいた。そうか、数字の「2」は「ニ」と読むから、小数点がついた時に「ニー」と伸ばすものではない、って聞いたことがあったぞ。ホントのところはどうなんだろう、と、NHK出版の「ことばのハンドブック」で調べてみた。おもしろい結果になったので、水曜日発行の有料メルマガに書こう。

折出けんいちの「アナウンスフィーバー!」

言葉は生きているなあ、と感じましたよ。ボクが勉強していた時とはアクセントの位置が違っているものもあるしね。「映画」は平板で読んではいけない、って教えられたんだけどね。

「2月」は本来は尾高なんだけど、名古屋では頭高に読んでしまうので注意してください、とも教わった。今年は頭高で読んでるCMナレーションを聞いたんだけど、そのうち認められるかもしれないなあ。

「使い切る」って言葉も、昔は中一高だったんだってね。「ツ【カ】イキル」って読んでたそうです。今はこういう読み方はしないよね。中三高に「ツ【カイキ】ル」って読む人の方が多いはず。

そして、新しいアクセントがいつ認められるかって言うと、みんなが使って、ほとんどの人が違和感を持たなくなったら。使えるようになるのは一番最後なんですよね。

で、使えるようになっても、お知らせが回ってくるわけではない。アクセント辞典やことばのハンドブックが改訂された時、それを手元に置いて「あれっ?」と思った時に調べて「へー、今はもう使っていいんだ」って確認しないとね。