午後から、メディアスエフエム。きょう番組で紹介した本は「一目惚れの科学 (森川友義 ディスカヴァー携書)」。好きになった理由を人間は頭で考えることもありますが、本当は体が反応しているんだね。

人間も生物なので、子孫を残すということが遺伝子にプログラムされているはず。環境に対応できるようなよりよい子孫を作るためには「強い子」を残る必要がある。そして、遺伝子もいろんなパターンを作って、環境の変化に適応できるようにしておいた方が有利。誰とペアになればよりよい子孫を残すことができるのか、それを五感を使って判断してるんだね。

嗅覚、つまり、匂いも重要なんだね。香水のような人工的な匂いではなく、体臭の好き嫌いも、惚れる要素のひとつ。万人に好かれる体臭ってのは、ない。ある人にはいい匂いでも、別の人にはそうでないこともある。

人間がやっかいなのは、社会生活ってのがあって、その枠の中で行動しないといけない。本能のおもむくままに…なんてことはできない。でも、時には人間の中に眠っている野生的なところも動員させないといけないのかも。頭で考えずに、心で感じるってことかな。