鏡五郎という演歌歌手がいます。この人の話になって、つい「鏡二郎」と
言っちゃった場面に出くわしました。たぶん、冠二郎という演歌歌手といっしょに
なっちゃったんでしょう。で、そのとき、ボクの頭の中にピカッと電球が光ったんで、
トークバックで言い返したんです。

「鏡二郎、っていうんだったら、鏡の上に『さ』をつけないと」

ところがねえ、言ったはいいけどなーんとなく現場に「?」という空気が漂いまして。
あれ? 伝わってないぞ? と思って、あわててオチの解説。

「ほら、『さ、かがみ二郎』ですよ」

解説したところで、大爆笑。うーん、こういう時はきちんとオチまでいかないと
ダメなのか。いっつもこういう時、オチの解説までいかずに進むこと多いからなあ。
ちょっとまだるっこしい気がするけど、こういうことがポイントなのね。
…え? ここでもきちんと解説しないとダメなの? …これ以上の解説を?
でもさあ、あんまり解説しちゃうと、分かった人が「もういい」って感じに
なるじゃない? それもなんかねえ…。みんなに分かってもらうネタって、
難しいねえ。飛びます飛びます。