「冥土のみやげに教えてやろう」という悪役のセリフに
「これはメイドのもみあげ」とボケた秀逸なマンガは
桜玉吉の「しあわせのかたち」なんだけど、
あれ、好きだったなあ。

声が残る仕事だから、その作品を何年も使ってもらえれば
ずーっと当時の声のまんま再生されるんです。
CMにもそういうものがあるけど、企業製品のPRビデオの
ようなものはずーっと使われることが多いです。
実際、バイク用エアバッグ「Hit-Air」の説明ビデオの
ナレーションをつけてて…と、ネットで検索したら
その動画がアップされてるじゃない! いやー、
声が青臭いぞ、オリデ!

…まあ、こういうふうにずーっと残るわけですよ。で、
こないだ新聞に「愛知県警が小学生用の防犯対策用
パソコンゲームソフトを制作」という記事が載ってまして。
そのゲームにでてくるキャラクターの声をやってるんです。
愛知県内のすべての小学校に配布されるみたいだけど、
これもずーっと残るんだろうなあ。こういう形で
自分の声が役に立つなら、仕事を続けてきて
よかったというもの。

この先どういうものが残るか分からないけど、こうやって
声で社会にちょっとでもお役に立つならば、
それがボクのメイドのもみあげ、いや、冥土のみやげ。