プロ野球で、選手会のストライキで試合ができなくなったのは確か週末でした。あのときは「いつもあるものが、ない」という衝撃がありました。

今週は、馬インフルエンザの影響で、中央競馬が中止。これも「いつもあるものが、ない」という日になりました。では、いつもあるものがない街はどんなんだろうと思って、出かけてきました、WINS名古屋。

金山総合駅からWINSへ向かう道は、人がほとんどいない。いつもなら、この道は人がいっぱいいるんだろうな。さらに、その道の両側の飲食店のシャッターが閉まってる。ここも、いつもならWINSに用のある人がコーヒー飲んだり、食事したりしてるんだろうな。

お昼時に入った近くのコンビニは、お弁当は売れていたけど、新聞のラックはどの新聞の束も高く伸びていました。新聞を買うような人がいないから、残っちゃってるんでしょうね。

そして、WINSへ。こちらは、まったく全然誰も人がいない! モニターを観ている人も、マークシートに記入してる人も、床に座り込んでる人も、ちゃっかり折りたたみのイスを持ってきて座ってる人も、床に散乱した新聞やマークシートを掃除する係の人も、だーれもいない! ここまで誰もいないWINSは、経験できないんじゃないだろか?

「ドラえもん」に詳しい人なら分かる、「どくさいスイッチ」を押してしまった後のような寂しさがこみ上げてきたんで、慌てて外に出ました。近くの公園では、小さな兄弟をつれた両親が、家族でシャボン玉を飛ばしてました。それを見て、ほっ…。

誰もいないWINS名古屋

【写真】ほら、まったく全然誰もいないでしょ?