書籍「スクリプトドクターの脚本教室・初級篇」がおもしろかった! ボクはスクリプトドクターになるつもりはないけれど、心が解きほぐされた。さすが心理カウンセラーの肩書きも持ってる三宅隆太さんだ!


スクリプトドクターの脚本教室・初級篇

スクリプトドクターとは、簡単に言えば脚本のお医者さん。打ち合わせを重ねていくうちに煮詰まってしまった脚本に対して、解決の糸口を示す処方箋を出してくれる。

アドバイスに徹し、脚本家の意思を尊重するのがスクリプトドクター。脚本の手直しをするのではない。そのあたりは、三宅さんも再三書かれている。

おもしろいけど、ボクは脚本の構造分析は趣味の程度にとどめておこう。映画まで分析の対象にしちゃったら、ますます息を抜くところがなくなっちゃう。予備知識を入れないままに映画を観るのは、ボクにとってぜいたくなことだから。

世界観をさぐったら、自分が見えた

この本でボクの参考になるなと思ったのは、第1章の「あなたの世界観をさぐる」。脚本に出てくる登場人物の描き方についてだけど、それは書いている自分の内面から出てくるものなのだ。

ちょっとやってみたけど、自分の内面はこうなのかってことに気づいた。これをうまく解放できれば、魅力的なキャラクターになれるかもしれないな。