ラジオでこんなにしゃべることができなかったのは、初めてじゃないだろうか。

真っ白な記憶のノート

七夕のきょう、ラジオでリスナーからメッセージをもらうテーマは「短冊にお願い事は何を書く?」でした。毎月第一金曜日の週替りパーソナリティ、戸崎しょう子さんが持ってきたものです。

ステディもハニーもダーリンもいない生活を何年も送っているボクは、七夕に何かをしたという記憶がない。脳内にある記憶のノート、小学校より前をさかのぼっても、そのページがない……。オリデの脳、七夕についての項目、ゼロ。

それでも「七夕の飾りを作りませんでしたか?」なんて、七夕についての話をあれこれ、ピンポイントで振られるものだから、逃げられない。

じゃあなんでテーマにしたんだ? いや、テーマ、願いごとじゃないですか。七夕の思い出があったことにすることはできないし、ありませんでした、と話を切ってしまうのも嫌だ。結局、沈黙。何も言えなくて、梅雨、という状態。そのうち JAYWALK に曲をお願いしようかしら、とは、今書いていて思ったこと。

相手の答えを決めつけてトークを投げないで、相手に振ったトークの答えを受け止めて次を投げる、ということは大事だね。

1年4カ月で、初めての展開に!

そんな中、リスナーからのメッセージからの展開が意外な方向に行き、1年4カ月、毎月やってきて初めての展開になったのです。戸崎さんが旦那さんに「ありがとう」と言ったシーン。今までにないトーンでの「ありがとう」でした。ホントに感謝が現れてた。こういうことが起こるから、ラジオはおもしろい。

ラジオはある意味、素っ裸でやっているようなもの。心の素っ裸。絶対に、しゃべっている人の性格が出る。きょうボクが2回、カチンときちゃったのも伝わっちゃってるはずだ。

あの旦那さんへの感謝、よかったなあ……。ちょっと感動して、ボクの目が潤んだの、自分で分かったもん。目を潤ませたのは2週連続だ。先週は 「Perfume のあ~ちゃんはいい人だ」っていう、自分の思い出話をしてた時。

その時は週替りパーソナリティの美牧冴京さんに「泣いてますね」ってオンエアで指摘された。きょうは戸崎さん、たぶん気づいてない。気づくようなタイプだったら、ボクが七夕の引き出しがないこと、気づいてるもの。

自分のトークのフローチャートがはっきりしていて、本番でもそれを崩さない戸崎さんと、それに乗ったら自分に嘘をつくことになるから乗らないよ、とかわすボク。いつまで経っても噛み合わない。それがおもしろくて、毎月マイクの前に座るのが楽しみなのです。

金曜正午から3時半までという、お仕事の方は聞きづらい時間ですが、この味が気に入ったら、やめられないですよ。スマホやタブレットのアプリでも聞けますが(【iOS】http://bit.ly/1pYx2iI 【Android】http://bit.ly/1l1KomB )、なんとかラジオで聞いてほしいです。愛知県東海市と知多市がエリア、FM83.4MHzです。このふたりでやるのは、次回は8月4日です。

東海市と知多市の防災ラジオ

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