109シネマズ名古屋で「マイティ・ソー バトルロイヤル」を観る。前作の雰囲気とは別もの。あっちもよかったけど、こっちもよかった。

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マイティ・ソー バトルロイヤル|映画|マーベル公式

アベンジャーズのメンバーであるソー(クリス・ヘムズワース)の前に、邪悪な敵ヘラ(ケイト・ブランシェット)が出現する。ヘラはソーの武器ムジョルニアを破壊し、ソーを宇宙の果てへと飛ばしてしまう。とらわれの身となったソーは、脱出を懸けてチャンピオンと対決することになり、彼の前に現れたのは……。

引用元:映画『マイティ・ソー バトルロイヤル』 – シネマトゥデイ

人間っぽくみえるのは、よりコミカルなソーだからだ

ソーが、デッドプールや「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」のスター・ロードにしかみえない! すごく人間っぽくみえたのは、前作よりも、もっとコミカルな感じだったからかな。神様なんだけどね、ソーは。

いろんなキャラクターが入り交じるマーベル・シネマティック・ユニバース。作品が作られれば作られるほど、それまでを把握するのに時間がかかってしまう。その上に重いテーマが乗っかってしまったら、観る側の集中力がどれだけあっても、大変だ。

この作品、思い切ってソーを中心に話を進めている。しかも、前作よりもかなりコミカルな方にベクトルを向けている。ボクの後ろで観てた人、笑い声が出てたもの。

それに巻き込まれるロキが、なんというか、かわいいというか……。アニメ「ドラゴンボール」のベジータみたいだったね。小さい頃にあんなことやってたんだなあ、ってのが想像できる。

そのぶん、何するか分からない感じがロキから薄れてしまっているけど、要所では「お……そう、ロキはそうでないと!」って思わせるから、よかった。これがなくなったら、コメディ色が強くなりすぎるだろうし。

「あんた出てきたら最強じゃん!」のハルクも健在だった。あんまり悲しい役回りになってなかったのも、よかったな。この作品には、そんな悲しさは似合わない。

重たい話ではなく、ヒーローの成長という分かりやすい話になっているのは、そんな時代の流れなのかな。