ミッドランドスクエアシネマで「マイティ・ソー/ダーク・ワールド」を観る。いつ裏切ってもおかしくない人物の動きに目が離せない。さらに、そんな展開の中でふっと力を抜かせるような、ちょっと笑ってしまうような展開も。こんなコミカルなテイストだったんだ。

マイティ・ソー/ダーク・ワールド | Thor:The Dark World | 映画

アベンジャーズの一員として、ソー(クリス・ヘムズワース)がニューヨークで激闘を繰り広げてから1年。ロンドンで謎の重力異常が起き、その調査を天文物理学者ジェーン(ナタリー・ポートマン)が行うことに。しかし、その過程で地球の存亡を左右するダークエルフのパワーを宿してしまう。愛する彼女を救うすべを探ろうと、ソーは彼女を連れて神々の世界アスガルドへと向かうが、それが家族や故郷にも危機をもたらしてしまう。窮地に陥った彼は、血のつながらない弟ロキ(トム・ヒドルストン)に助けを求める。

引用元:映画『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』 – シネマトゥデイ

ホームに戻ったせい? ソーって、こんな感じなの?

一連のマーベルコミックスのシリーズを、いきなり「アベンジャーズ」から観たボクにとって、マイティ・ソーは初体験。サッカーで言えば、いきなり代表戦を観た感じだね。野球で言えばオールスターゲーム、相撲で言えば、優勝決定戦だけを観る感じでしょうか。

マイティ・ソーの前作の雰囲気は知らないけど、この作品はどこかコミカルな感じがしたなあ。もうちょっとシリアスな展開ばかりだと思ってたので、これは意外。特に、エリック博士の異常な行動にはビックリ。ああいう感じの人なんだ!

クライマックスでも、押さえるところは押さえて、力を抜くところは抜いて。100%の力だと「トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン」のような感じになるなあと思ってました。この作品、戦闘している近くに、けっこう人がいるんですよね。そういう演出が、地球の危機を感じないというか、多少のんびりしているように見えました。ボクはこういう感じも好きです。

ソーとロキが共通した、たった一つの思い

ロキの動向が、見ものです。絶対悪のキャラクターであるロキと手を組むけど、味方になるはずはない。どこかで裏切るはずだ、それはどのタイミングだ…と思いながら観てました。

ソーとロキは絶対に相容れないけど、それでもたった一点だけ、思いが同じになる。その時のロキは普段のロキじゃなかった。ああいう姿を観ると、ロキを完全に憎むことができないんだよなあ。「アベンジャーズ」の時も敵だったんだけど、どこか魅力があったんだよね。

もちろん、この作品に登場するキャラクターはみんな魅力がある。そして、ところどころに現れるコミカルなシチュエーションが、その魅力をさらに引き立たせています。