人間にとって寿命とはなにか」という本を読んで痛烈に感じたのは、ボクはもう終わった存在だってこと。だって、帯に「42歳を過ぎたら体は保証期限切れ」って書いてあるんだよ。あと1年しかないじゃん!

縄文時代の寿命は31歳、江戸時代で45歳。戦後すぐでも50歳だったそうです。70年で驚異的に伸びた日本人の寿命。だけど、そんなに長い間の使用に耐えられないのが人間の体。

医療の進歩や快適な環境を得ることができたから延びた、日本人の寿命。こんなに人が生きる社会なんて今までなかったから、どうしたらいいのか分からないのが社会の本音なんじゃないでしょうか。

この本を読んで、衝撃的でしてね。あ、終わったんだな、って。30代までのような生活パターンで生きてちゃいけないんだな、って思ったんです。

かなり悲観的に聞こえるかもしれないけど、どんどん新しいカードを引いてきて、そのパワーを使うフェーズは終わったってことね。これからは、引いてきたカードをどうやって組み合わせてパワーを使うかってフェーズに入った、ってこと。

ちょうど今までの価値観が変わってきた時期に読んだから、余計心にストンと入った。こういうもんですかね、40代って。


人間にとって寿命とはなにか (角川新書)