NHKBSプレミアムの「小林賢太郎テレビ5」を観ました。お題をもらって3日でコントをつくる、お題コントのコーナーは健在。今回も「種を明かせば簡単、でもそれを思いつくのが難しい」という「コロンブスの卵」のようなコントでした。

最近、肩書きに「パフォーミングアーティスト」が加わりました。「海外公演の時に、外国ですぐ分かる肩書きは何だろう、と考えていた時に生まれた」と、先日放送された「ボクらの時代」で言ってたという記憶があります。いろんなことをしている人にとって悩ましい肩書きの問題。ボクにもちょっと分かります。

自分がしていることをひと言で表すことができると、ぼんやりしていた自分がハッキリ見える感覚になるんです。そして、自覚も出てくる。

ニュースを読んだり、CMを読んだり、トークをしたり、実況をしたりするボクはなんなんだろう、と思って、肩書きをつくったことがあります。「アナウンサー」ではないボクがたどり着いたものは「喋り屋」というもの。でも、これだと結局、人に聞かれるんですよね。「なんですか『喋り屋』って?」って。それを説明して…となったら、同じ事なんです。

肩書きは誰もが分かるものでなければならない、と思って次に考えたのが「ナレーター」。これなら誰でもイメージできるよね。「アナウンサー」ではなく「喋り屋」ではぼんやりし過ぎてしまう自分の仕事をカチッと固めてくれるのに便利な肩書きです。

ただ「ナレーター」の域を超えている仕事をやっているのは否めない。なので、もうちょっと適したものはないか、と思っているんですが…。なかなか見つからないんです。「ボイスパフォーマー」だと分かるかな…それは違うものになっちゃうな。「ボイスアクター」か…あ、それは「声優」ってことか。それでもいいんだけど、今度はみんなが持ってるイメージが強すぎるしなあ…うーん。