こないだ東京に行った時、目からうろこが落ちた話がありました。クラウド時代のボイスサンプルはこういうものだ、という話。さっそくボクも作りましたよ。

ボイスサンプルっていうのは、こんな声をしてますよ、ということを聞いてもらう、声の見本のようなものです。こんな雰囲気の声を持った人がいないかなあ、と探す時に、いろんな人のボイスサンプルを聞いて、イメージに合った人を探すんです。

タレント事務所も、所属者のボイスサンプルを集めたCDを作って、制作の現場に配ります。インターネットが普及してからは、事務所のウェブサイトからそれぞれのプロフィールにボイスサンプルがアップされているところも多くなりました。

で、東京に行った時に聞いた話をボクなりに解釈すると、現場ではボイスサンプルを「今すぐ聞きたい」ってことがあるらしい。そういう時に、CDではすぐ聴けないこともあるし、ウェブサイトにアップしていてもアクセスする端末がなければどうしようもない。

すぐに聞く方法として、クラウドにボイスサンプルをアップしておいて、必要な時にアクセスできるようにしておくことがある、ってことを聞きました。公開フォルダにアップしておけば、誰でもワンクリックでボイスサンプルを聞くことができるんです。

なるほど…そうかあ…。ウェブサイトにアクセスするより、ボイスサンプルのファイルのテキストリンクの方が扱いやすいもんね。相手先のスマートフォンにリンクを送れば、その端末から聞くことだってできるし。CDなんて持たなくても、リンク先をQRコードにすれば名刺に刷り込んでボイスサンプルを聞いてもらうことができるのか…。

クラウドにはお世話になってるけど、そんな使い方ができるってことは全く気がつかなかった。さっそくボイスサンプルを作って、クラウドにアップ。リンク先をスマートフォンのメモに保存しておく。これで、コピー&ペーストしてメール送信すればボイスサンプルを送ることができるんだね。すごい!

この便利さ、ネットじゃ伝わんないんだよなあ…。ここにリンク先を載せても、ウェブサイトにあるボイスサンプルにアクセスするのと同じことだから。クラウドにアップして、誰もがアクセスできるようにしておくってやり方、もっといろいろ考えてみよう。