インターネットはモデムでつないでいた頃からやってます。接続する前に「ピ~ヒョロ~」という音がしばらく鳴ってました。ISDNって、速いらしいぞ、とか、つながらないなあ、あ、テレホーダイの時間か、なんてのが懐かしいです。

あ、プリンタの紙送りがうまくいかなくて印刷に失敗したこともありました。特に年賀状を印刷する時に起こりやすくって、ドキドキしながら印刷してました。それがトラウマになって、今でも印刷の時はプリンタの前にいないとどこか落ち着きません。まるでごはんが炊けるのを炊飯器の前でじっと待っている人みたいです。「おじいちゃん、そんなところにいなくてもごはんはきちんと炊けますよ」みたいな。そんなことを言われたくないんで、グッとこらえて平気な顔をしてますけど。

ケータイだって、ボクは古い感覚を持ってます。音楽や映像のダウンロードなんて遅いんじゃないの? って。ひとつ落とすのに、どれだけ時間かかるんだ、と。

ところが、きのう自分のケータイポッドキャストを試しに登録してみてビックリです。560キロバイトの容量が、あっという間にダウンロード完了。え、こんなにサクッとできちゃうの? そりゃあ音楽も動画も全部ケータイに入れようと思うようになるよ、これじゃ。自分の手元に来るのが速いし、手軽だもん。

ケータイをエンタテインメントに使いこなしているのは、明らかに若い世代。これからどんどん増えてくる世代。ケータイがそんなふうに使われるのは当たり前になっていくんだろうなあ。年を取ってしまったボクができることと言えば、コンテンツがすべてモバイルに入る、という意味で「ケータイ」という表記を解禁することくらい。これまで意地になって「携帯電話」って書いてたけど。「電話」も「ケータイ」の中に入っちゃった。

「ケータイ」を使いこなすのは、なんかおもしろそうだ。そんなことを考えながら、夕方から東海ラジオ。