朝から専門学校で卒業制作審査会。今年の学生がきちんと技術を身につけたかチェックし、合格かそうでないかを判定する。ボクの担当は毎年、司会進行。

毎年トークができずにグダグダになるので、今年はきちんとコメントを書かせ、準備に時間をかけてもらった。その甲斐あって、審査会は滞りなく進み、こちらも安心して合格点を出すことができた。

もちろん、それは「この会の司会進行ができました」ということで、それに対する合格。そこまでに至るプロセスをきちんと自分のものにして欲しい。ここまでやらないと、安心できないし、本番もきちんとできないんだということを分かって、これからに役立てて欲しい。

夕方、今度は事務所で読み方のレクチャー。あとひとつ、味が足りない。そこを補う作業。終わって、専門学校生がきょうの労をねぎらう食事会をしている会場へ。行かないと言っておいたけど、なんか始まる時間が遅くなったという情報があったし、こちらも早く終わったので顔を出してみる。

卒業生を送り出すってのは、他の先生方はどんな気持ちか分からないけど、ボクはもう二度と会うことはないという気持ちだなあ。先生と生徒って、そういう関係なんでしょうね。…とは言いながら、ボクが高校のときの国語の先生が事務所でボクの後輩になるということが起こるわけだから、人のつながりって面白い。