お昼に東京から帰ってきて、午後は専門学校での卒業制作発表会に立ち会い、夕方は明日からの仕事のリハーサル。

やっぱり、今シーズンの名古屋は寒い。きのうの午後歩いていた東京の下北沢はあったかかったもの。風は吹かず、空気も冷たくなく、日差しはポカポカ。新幹線が名古屋に着いてドアが開いた時の寒さで、名古屋に帰ってきたと実感しました。

専門学校では、オーディションを想定したボイスサンプルの公開審査。これがまた、不思議なもので、ボクが「おっ」と思う生徒は、審査員からの質問が出るんです。もうちょっといろんなことを聞いてみたい、と思わせるんだね。逆から見れば、どうやって「おっ」と思わせるか。それは自己アピールで奇抜なことをするということではない。オーラと言うか、気合と言うか、雰囲気と言うか。技術を聞いてもらう前に、審査員に聴く体制をつくってもらう、大事な作業だね。

今回はボクは審査する立場にないんで、会場のあちこちで見させてもらった。俯瞰で見られる、こんなチャンスはないからね。お客さんの視線を集めるということが大事だって、よく分かったなあ。明日の仕事に生かそう。