ミッドランドスクエアシネマで「GODZILLA ゴジラ」を観る。ところどころに挟まれるシーンがどうしても気になる。世界を知ってしまった大人と、まだ何も知らない子供。大人は子供を守り、それが代々受け継がれていくのだ。

映画『GODZILLA ゴジラ』公式サイト

1999年、日本。原子力発電所で働くジョー(ブライアン・クランストン)は、突如として発生した異様な振動に危険を感じて運転停止を決意。だが、振動は激しさを増して発電所は崩壊し、一緒に働いていた妻サンドラ(ジュリエット・ビノシュ)を亡くしてしまう。それから15年後、アメリカ軍爆発物処理班の隊員である、ジョーの息子フォード(アーロン・テイラー=ジョンソン)は、日本で暮らす父を訪ねる。原発崩壊事故の原因を調べようと侵入禁止区域に足を踏み入れた二人は、そこで思いも寄らぬ光景を目にする。

引用元:映画『GODZILLA ゴジラ』 – シネマトゥデイ

ジョーからフォードに主点が移る。それは親から子への世代交代。そして、フォードもまた…と、ゴジラとの戦いをメインにすればいいのに、ところどころに挿入される子供の目。それはとても純真だった。

怪獣を自然災害に例えれば、人間はそれに対して明らかに無力。それでも人間は子供を守り、次の世代を残していく。もう途絶えてしまうかもしれないけれど、それでも生き物は次の世代を残していくことを目的とする。

純真な目をした子供が大人を見て、成長した時に今度は自分たちの子を守る。これまでの歴史でいろんなことがあったけど、人間はそうやって命をつないできたんだな。

…って書きましたけど、やっぱりこの作品はゴジラが暴れるのを観て「すっげー!」と思うのが一番素直な見方です。クライマックス、すっげー! ゴジラの動き、リアルだ! 実在しない生物にリアルもなにもないんですが、あの動きはゴジラだった!