TOHOシネマズ名古屋ベイシティで「ヒメアノ〜ル」を観る。なんだこのリアル感。ありえない世界のはずなのに、劇場を出たらそんな世界に落ちてしまうんじゃないかって思うくらいだ。

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映画『ヒメアノ~ル』 | 大ヒット上映中!

普通の生活に焦燥感を抱くビル清掃会社のパートタイマー岡田(濱田岳)は、同僚からカフェの店員ユカ(佐津川愛美)との恋の橋渡し役を頼まれる。彼女が働くカフェへと足を運んだ岡田は、高校時代の同級生・森田(森田剛)と再会。ユカから森田につけ狙われ、ストーキングに悩まされていると相談された岡田は、森田がかつていじめられていたことを思い出し、不安になるが……。

引用元:映画『ヒメアノ~ル』 – シネマトゥデイ

どこかにいるのでは? と思う演技

コメディにならないところで笑える。それは濱田岳さんとムロツヨシさんの演技によるものだ。セリフのイントネーションや間合いが、コントにならないギリギリのところでおかしみを出している。

佐津川愛美さんも「こういう人どこかにいるんじゃないかなあ」と思うような演技。なので、この3人がストーリーを引っ張っている前半は特に、こんな世界が日本のどこかにあるんじゃないかっていうくらい、入りこんで観てました。

後半は森田剛さんの独壇場!

そして、後半。いよいよ森田剛さんが暴走し始める。この演技も、どこかにいそうなリアルさを感じた。いや、いるはずはないけど。というか、いてほしくないけど。

強いだけじゃなくて、悲しくなる作品だった。それはなぜ回想シーンを2人が演じているのかにも通じている。彼らが学生服を着て演じるからこそ、ラストシーンがグッとくるのだ。

サッカー選手に例えたら、こんなタイプ

ゴールマウスの前にいるだけで存在感のあるゴールキーパー。怖くもあるが、どこかに優しさも見え隠れする。