振り返ったら、33年間も犬を飼い続けてきました。もちろん、一匹じゃないですよ。33年も生き続けた犬がいたら、ギネスに申請してもおかしくないレベルだ。


生まれてから死ぬまでずーっと接してきていると、こちらもどう扱ったらいいのか、自分なりのルールができます。

ボクと子犬との遊び方

子犬の場合、手をグーにして犬の口元に近づけます。噛んでくるので、噛まれないように手首をグルグルさせます。

そうすると犬は興奮して、もっと噛もうとしてくる。こちらは噛まれないように、もっと手首をグルグルさせる。さらに興奮してくる犬。

こうやってテンションを上げさせるんです。こちらの体力のなくなった30代半ばから、こんなふうに遊んでます。若い時は一緒になって転がり回ってました。今もたまにやりますけどね。

遊びたい盛りの子犬ですから、それにつき合ってやる感じ。人間もそうでしょ? 小さい子供は、思いっきり遊びたい。

そんな時、こっちがクールに対応してたら、空気を察しますからね。本気で遊んでやる。

これ、周りからは「なんでそんなにテンション高くなるの?」と思われる。いつもそんなにテンション上げないから、余計ビックリされます。

子供にも犬のように接することができるようになった。ちょっと言葉がアレですが

子犬をそうやって扱うようになってから、子供の扱いもナチュラルになった。どうやって扱っていいのか分からない! から、犬と同じじゃん、って思うようになった。

犬と人間をいっしょにするな! の声はごもっとも。でも、子供が苦手だったボクは「人間も犬も、小さいのはかわいいから、おんなじだ」って理論ができてから変わりました。他人が聞いたらわけの分からないものでしょうが。

友達が飼っている犬なら「しつけはお父さんやお母さんにしてもらいな。おいらはそんなの関係なく遊ぶから」ってスタンスで接する。迷惑でしょうねえ。

まあ、人間社会でもいるでしょ? たまに来て遊んでくれるいとこの兄ちゃん。そんな感じで接してます。

という感じで、犬からは「小さいものはかわいいんだ」という気持ちをもらいました。知り合いの子犬にはこれからも全力でいきます。