バスケットボールBリーグの中継を実況することになってふた月。メディアパスを発行してもらえるので、アリーナのほぼどこにでも行くことができるんです。ちょっと申し訳ない気持ちがあります。

試合を観に来るお客さん、ブースターの気持ちを分からないまま実況してるんじゃないかっていう気持ち。お金を払ってアリーナに足を運び、勝って嬉しがり、負けて悔しがる気持ちを味わってこそ、見ている人の気持ちに寄り添った実況ができるんじゃないかと思うのです。

Bリーグの実況を初めた時に、いつか自腹で観に行きたいと思ってました。今回行ってきたのは、豊橋市総合体育館。B1リーグ第11節、三遠ネオフェニックス対千葉ジェッツ戦の第2戦です。

スマートフォンにチケットをダウンロードしておいて、入口でそれに電子スタンプを押してもらって入場。これがまず、自腹Bリーグ観戦でやりたかったこと。

そして、生ビールを購入。これも、自腹Bリーグ観戦でやりたかったこと。

ブースターと一緒になって手を叩く、というのもやってみたかった。気持ちがどんどん盛り上がってくる。シュートが入ると、自然と声が出て、両手が挙がる。実況をする時とは明らかに違う視点だ。こうやってみなさん楽しんでいるんだなあ。

95対74と、ホームのネオフェニックスが負けてしまった。ホームチームが勝っていたら、もっと盛り上がっていただろうなあ。

ネオフェニックス復帰したチルドレス選手も、ゲーム終了後にハイタッチ。

また行きたいな、Bリーグ観戦。今度は別のアリーナで。でも、自腹Bリーグ観戦ができるということは実況の担当がないということだ。つまり、収入がないということ。平日の依頼をもっと受けつけたい。週末に自腹観戦しても耐えられるように。

そうなんですよ。もともと週末の稼働が多かったオリデさん、それを外して依頼待ちしてるんだから、けっこう死活問題なんですよ。