2015年8月17日から、名古屋のCBCラジオと東海ラジオがFMラジオに向けて試験電波を出し始めました。もともとこの2局はAMラジオで聞ける電波を出してるんだけど、電波が入りにくい所も出てきました。それなら、電波が入りくくなる心配のないFMラジオでも聞けるようにしましょう、ということになりまして、今はその試験期間。本格的に運用されるのは、この秋からです。

小さい頃にAMラジオで聞いていた番組をFMラジオで聞くってどんな感じだろう、と思ってラジオをひっぱり出してきて聞いてみようとしたけど、ラジオってこんな聞き方してたっけ?

SONYのICF-380を久しぶりに使う!

ボクがひっぱり出してきたのは、SONYのICF-380というラジオ。1993年にコンテストの賞品でもらった。TEENS’ MUSIC FESTIVALのブロック大会を勝った時にもらったはず。

ソニーのラジオ、ICF-380

久しぶりに、単三乾電池2本を入れる。充電式乾電池のエネループを入れるのが昔と違うところ。バンドをFMにして、ダイヤルを回して一番左に目盛りを合わせ、スイッチオン。…おー! ザーッというノイズ、何十年ぶりに聞いたかなあ!

ラジオ、聞いてないわけじゃないです。車の中で聞く時もあります。でも、プリセットされているから、ボタンひとつでチューニングが合っちゃうからね。ダイヤルを回してチューニングを合わせるなんて、何十年ぶりの行為。

この番組はどこの放送局だ?

そして、ダイヤルを回しながらチューニングを各局に合わせていくうちに、衝撃的なことに気がついた。流れてくる番組がどこの局だか分からない!

もう一回言いますが、ラジオ、聞いてないわけじゃないです。車の中で聞いてるし、ラジオ局で仕事だってしている。この放送局の周波数はいくつだってことは、ちゃんと分かってる。

ダイヤル式のチューニングで合わせてると、今聞こえている番組がどこのラジオ局なのか分からない。目盛りの微妙な位置の違いで放送局を見分けるラジオの聞き方って、何十年ぶりだろう?

「ラジオ」がどんどん融合していく世界に?

昔はこうやって聞いてたんだよなあ…。そのうち、デジタルチューニングになって周波数をぴったり合わせられるようになり、radikoができて周波数を気にすることなく楽しめるようになった。

ひょっとすると、未来は「おしゃべりを端末で聞く行動」をラジオって言うようになったりして。「YouTubeでラジオやってます」って言うのは、ボクはおかしな言い方だと思うんだけど、世間は意外とそんなことないかもしれないなあ。