ミッドランドスクエアシネマで「ラスト・ナイツ」を観る。忠臣蔵をコンパクトにまとめた、そのバランスはお見事。

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映画『ラストナイツ』公式サイト

狡猾(こうかつ)な政治家が台頭し、戦士たちが追いやられようとしている帝国。ある日、強欲な大臣から賄賂を要求されるも、それを断った上に彼に刀を向けたバルトーク卿(モーガン・フリーマン)が反逆罪に問われるという事件が起きる。その後死刑判決が下され、自身のまな弟子であった騎士ライデン(クライヴ・オーウェン)の手で斬首されてしまう。1年後、ライデンは酒に溺れる毎日を送り、ほかの騎士たちも刀を捨てていた。だが、その裏で彼らは主君バルトークの敵を討ち、堕落した権力者たちへ報復する計画を進めていた。

引用元:映画『ラスト・ナイツ』 – シネマトゥデイ

この作品を忠臣蔵の海外版と言ってしまうのはちょっともったいない気がする。ボクはこの作品に日本の文化を海外に発信することの大切さを感じたんです。いいものを日本のものだけにしておくんじゃなくて、積極的に海外に発信していかないといけない時代だと思ってます。

そういう中で、この作品が描いているものは海外の人が観ても分かるんじゃないでしょうか。日本には「武士道」があり、海外には「騎士道」ってのがありますしね。

2時間弱にまとめた、というのは良かったんですが、そのぶん「もっと見せて欲しいなー」ってところはありました。それでも、忠臣蔵をここまでコンパクトにしたというのは大変だったと思うし、モーガン・フリーマンやクライヴ・オーウェンなどの俳優陣をうまくキャスティングしているという、このバランスを観ていると「本当に苦労しているんだなー」と思いましたよ。